スペインブレンド・アンダルシア

スペインブレンド・アンダルシア

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湘南産とスペイン産オリーブオイルのブレンド。
スペイン在住のオリーブ専門家、田中富子さんに手掛けていただきました。
スペイン産はアンダルシア地方ハエン県の農園のオイルです。

香りは爽やかなハーブや柑橘系の果実。
苦味、辛味も穏やかにあり、最後に残る甘味は香りで感じた柑橘系よりも甘い果実味を感じさせます。
とてもバランスの良いりアロマ感のあるオイルです。

 


ブレンドを手掛けていただいた田中富子さん

~田中さんのコメント~

湘南さんからオイルが届いた。めちゃくちゃドキドキした。責任感。今年はどんな感じなんだろか。去年のようなイタリア系の風味が秀でている感じなのか。。今年の湘南さんのブレンド用はオヒブランカ種7割だということだったから、もうちょっと青っぽいのかもな。。オイルの特徴についての前情報が届いた時、ピクアル種とアルベッキーナ種と直感が浮かんだ。スペイン産のオヒブランカは、去年のブレンドの際試したが、湘南さんのオイルの風味を全て打ち消した。

ブレンドとは私にとって全ての同調、全てのシナジー。

日本のオイルの特徴はその品種と気候から苦味と辛味が少ないやさしいオイル。1年に2800時間以上太陽が注ぐアンダルシアで栽培、採油された早摘みオイルは、そのポリフェノールの含有量からも頷けるように苦味と辛味がはっきりしている。日本のデリケートなオイルの風味を塞ぐことは簡単だ。

私の師匠たちが定義する素晴らしいオイルとは、どういう特徴なのか?オイルとは?私はひたすら考えていた時期があった。理論的に頭で理解してもこればかりは体感がないと納得できないから。何せ相手はかおりと味。目に見えないもの。

今年のオイルが届きテイスティングした際、去年よりも成熟していた感じだったが、とても出来は良いと思った。これを補強するのには、どのオイルがいいんだろう。。

まずは考えていたピクアルとアルベッキーナを同分量ずつ入れテイスティング。うーむ、、、普通。ぐっと来ない。その後去年ブレンドしたピクード種をやはり同量入れて試したが、もう1つかおりと味の反響が起こらない。。その後、オヒブランカ種、コロネイキ種、マンサニージャ・デ・セビージャ種でも分量を変えながら試したが、バラバラだった。。まとまらないのだ。がっちりと握手しているような感覚がほしい。そこでまた気分を改めピクアルとアルベッキーナで考えなおそうと思った。それぞれの分量を変えてみるのはどうだろう。ピクアルとアルベッキーナを少々増やす場合、その調和を心でぐっと感じることができた。いい感じだ。。でももうちょっと補強したい、もっと強力なハーモニーがほしいなあという気持ちがわいた。バルクで手に入りやすいピンとくる品種はないか。高品質のオイルは生産者はバルクで売りたがらないという制限もある。とある生産者が、コルネスエロ・デ・ハエン種とロヤル種、そしてルシオ種を送ってきた。その3種をテイスティングした際、ロヤルとルシオがおもしろいかもと閃いた。まずは、ロヤルとルシオで試したが、やはり風味がばらつく感じ。。うーむ、、どうしたものか。。。そこでまたピクアルとアルベッキーナを戻そうと思った。そこにルシオ、そしてロヤル、念のためコルネスエロ・デ・ハエンでも組み合わせをしてみた。シナジーはどこで起こるか。相性は本当に重要だ。私的にはかおりと味のオーケストラが起こった品種は、ピクアルとアルベッキーナ、そしてロヤルだった。ぐっと来た。納得する感覚。味が1つにまとまる感じ。

エキストラバージンオリーブオイルはオリーブ実のジュース。だから賞味期限についても考慮すべきであると私は考える。生産者が思いを注いで作り出した風味をなるべく長く維持させたい。その風味を味わいたい。そのためポリフェノールの存在は重要であり、ある程度苦味と辛味がほしい。もちろんオリーブ実のかおりと味とそのバランスがとれていることが前提。オイルは生き物だから、ボトリング後の風味の変化については未知の部分もある。ボトルでの保管条件はもちろん、その年の気候や採油の条件等がオイルの人生を決める大きな要素となる。その寿命が長く続くよう祈った。

日本とスペインの生産者の共演を味わってほしい。その奥には計り知れない歴史、そこに生産者の思いと愛が込められている。ハーモニー、共鳴、自然と人間が作り出す創造物。それって奇跡でしかない。

このオイルで元気になり、このオイルでリフレッシュし、このオイルで1日が豊かに始まり、このオイルでお疲れ様と1日が楽しく終えることができると思う。一瞬で豊かさを思い出す。そんなオイルなんです。